はじめに

いきなりですが、当院に来院されている患者さんのお口の中のお写真を比較してください。もちろんどちらも使用許可はいただいております。

最初の写真①は女性で虫歯や歯周病とは無縁です。お口の中に銀歯すら1本もありません。とても豊かな食生活を送られています。

もう一つの写真は男性で虫歯や歯周病にお口の中をズタズタにされてしまった写真です。とても食事が不便でお困りのようです。

もう1つの写真は男性で虫歯や歯周病にお口の中をズタズタにされてしまった写真です。とても食事が不便でお困りのようです。

この方は歯に痛みが出ると、ひたすら削って詰めるを繰り返してきました。削って詰めるとおよそ20年から25年で神経を取る治療に発展します。神経を取ると歯はもろくなり、15年〜20年くらいで破折して抜いて入れ歯になります。 つまり、10代で削って詰めると50代（40年前後）には抜いて入れ歯になっていきます。

このお二人はどちらも60歳前後の同世代です。 なぜここまで大きな違いが生じてしまったのでしょうか？ この小冊子では、このお二人のように大きく人生が変わってしまう原因について詳しく解説していきます。