お口のトラブルの多くは虫歯と歯周病です
虫歯と歯周病は「病気である」と認識してください。
そもそも病気とは大きく2種類に分けられます。新型コロナウイルスやインフルエンザのように、体外からウイルスや細菌が侵入して引き起こす「感染症」と、もう1つはメタボリックシンドロームや糖尿病のように、誤った生活習慣が引き起こす「生活習慣病」とがあります。虫歯や歯周病は残念ながら両方の性質を兼ね備えてしまっています。特に、歯周病は「世界で最も多くの人が感染した病気」としてギネスブックに認定されています。
虫歯を引き起こすバイ菌は、3歳くらいにお口の中に感染し定着してしまいます。 また、歯周病を引き起こすバイ菌は、18歳くらいまでにお口の中に感染し定着してしまいます。基本的には親子での感染により「常在菌」として一生付き合っていくことになります。
つまり、虫歯や歯周病の二大疾患は、すべての人がいつ発症してもおかしくないのです。 しかし、不思議なことにこの二大疾患を発症させ、歯を失い入れ歯になってしまう人と、発症させずに生涯ご自身の歯で豊かな食生活を送れる人と、なぜか分かれてしまうことも事実です。では、どこが分岐点となるのでしょうか? シンプルに表現すると「虫歯や歯周病を発症させない生活習慣」として日常を過ごせているかがポイントになります。 つまり、「生活習慣の適正化」ができているかどうかによって、豊かな人生が送れるか、入れ歯になり不自由な生活になってしまうか分かれてしまうのです。
歯ブラシすることだけが予防歯科ではありません。
歯科医院でクリーニングするだけで歯を守れるわけではありません。もちろんそれらはとても大切なことですが、予防歯科で最も重要なこと、それは誰もが発症する可能性のある虫歯や歯周病が、「生活習慣病」であると認識すること。そして、「発症させない生活習慣を実行すること」以外ないと言って良いでしょう。
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横浜歯科クリニック
院長 石川洋史