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唾液検査のメリット
〜生活習慣の軌道修正〜
唾液検査とは、内科の血液検査とほぼ役目は同じです。たとえば、糖尿病の患者さんは、定期的な血液検査により血糖値をモニタリングします。それは、もし血糖値が高ければ、何かしら対策を行うためです。
同様に、唾液検査で定期的に虫歯を作る7つの要因をモニタリングし、虫歯が発生しやすい状況かどうかをグラフ化および表値化し評価します。もし虫歯が発生しやすい状況であれば、それは前述した「虫歯病」であり「カルシウムの収支バランスが赤字」であることを意味します。この状況は「病気」ではないが、「病的」であると認識していただきたいです。虫歯や歯周病のように視覚的に確認できる「形」にはなっていません。「形」として出現したものが病気と定義するならば、虫歯病は視覚的に形として認識できませんが、病的であり、決して健康な状況ではありません。つまり、高血糖と同様に対策が必要となります。
この病的な状態である「虫歯病」の状態で日常生活を送っていると、必ず虫歯で悩むことになるでしょう。やはり、虫歯病から抜け出すには生活習慣の軌道修正が必要になります。
また、この唾液検査は日常での生活習慣を視覚化したものとも言えます。前述した検査項目を8つに分類します。そして、各項目をそれぞれ評価し0〜3のスコアをつけます。
良好な評価は0、悪い評価は3へと向かい、8項目を8角形の表の中にレーダーチャートとしてグラフ化します。
つまり、レーダーチャートが内側へ向かうほど評価が悪く、虫歯になりやすい要素と考え、外へ向かうほど虫歯になりづらい要素として考えます。
生活習慣をレーダーチャート化し、どこを軌道修正するのかを視覚化したものとして活用していきます。