唾液の力は「スゴイ」

大谷翔平選手がホームランを打つと、現地実況は日本語で「スゴイ」と絶叫しています。

唾液は大谷選手のように2刀流、3刀流の「スゴイ」働きで口腔環境だけでなく全身の健康に重要な役割を担っています。

唾液の働き

①自浄:食べかすや細菌を洗い流す。

②再石灰化:虫歯菌により溶け出した成分(リン・カルシウム)を戻し、歯を補修する。

③組織修復:お口の粘膜(ムチン)を守り活性酸素(ペルオキシダーゼ)を除去する。

④消化:水分が食べ物をまとめ、アミラーゼが消化を助け、重炭酸イオンが酸性に傾いたお口の中を中性に戻す。

⑤細菌・ウイルスから体を守る:Ig A(免疫グロブリン)がブロックする。インフルエンザ、新型コロナウイルスにも有効である可能性がある。

また、現在検証されている働きですが、唾液の成分が血中から脳へ移行しGABA(そんな名前のチョコレートがあります)を産生してストレスやうつへの抵抗力を高める効果が期待されています。また、唾液に含まれるラクトフェリンは抗菌作用があり、脳に移行してアルツハイマー型認知症の進行抑制に関与するのではと考えられています。

唾液が想像以上に「スゴイ」理由を挙げてみました。

唾液がよく働けるようになるには、まず量が大切です。24時間365日、1日1〜1.5リットル休みなく作られています。

また、唾液からは私たちの体の大切な情報を知ることができます。当院で採用している唾液検査からは、お口の中のいろいろな状況を知ることができ、予防や治療に役立っています。他にも唾液検査とは別の方法になりますが、新型コロナウイルスの検査、ガンのリスクなどを唾液から調べることができます。

唾液に関することで気になること、たとえば、量が少なくなってきたかも、お口の中が乾燥しやすいなど、なんでも相談していただければと思います。

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